第34回学術総会終了の御報告と御礼
謹啓
時下、皆様方にはますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
去る3月1日(土)・2日(日)の2日間にわたり埼玉県和光市の国立保健医療科学院にて、第34回日本禁煙推進医師歯科医師連盟学術総会を開催し、盛会のうちに終了いたしました。本年のテーマは「健康長寿社会の実現に向けた包括的たばこ対策」とし、今回の開催も昨年に引き続き、ハイブリッド形式でおこない、合計117名(現地参加68名、Web参加49名)の方に参加いただきました。年度末のお忙しい中、学術総会にかかわられたすべての方々に深謝いたします。
学術総会では、例年と同様に大会長講演、特別講演、シンポジウム、一般演題から構成するプログラムを企画しました。
大会長講演「加熱式たばこの健康影響 ~動物実験のエビデンス~」では、保健医療科学院での研究結果を踏まえた研究動向の紹介をさせていただきました。
特別講演では、健康日本21(第三次)推進専門委員会委員長を務められておられる辻一郎・東北大学名誉教授をお招きして、「健康日本21 におけるたばこ対策の意義」という演題で健康日本21の創生期から現在に至るまでのたばこ対策に関するご講演をいただきました。
3つの企画シンポジウム「販売開始から10 年経過した加熱式たばこの実態から禁煙支援を考える」、「水たばこの健康影響について考える」、 「健康長寿社会の実現に向けた包括的たばこ対策」はいずれも多くの質疑もあり、高い関心を持っていただきました。
一般演題では7つの演題があり、本連盟会員の日頃の調査研究の成果をご発表いただきました。いずれの演題もレベルが高いものであり活発で有意義な意見交換が行われました。
また終了後には、たばこ成分の分析を行っている実験室の見学会(ラボツアー)を実施し多くの方に実験室の設備と活動をみていただきました。
ご参加していただいた皆様の今後のご活躍をお祈り申し上げます。
来年、沖縄で開催される第35回学術総会でまたお会いしましょう。
謹白
2025年3月吉日
第34回日本禁煙推進医師歯科医師連盟学術総会大会長
牛山 明